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2013年6 月11日 (火)

関節リウマチと制御性T細胞

関節リウマチと制御性T細胞

Nature Med. 3月号から。Koyama君。自己免疫性疾患である関節リウマチの患者数は推定100万人。TNFαのモノクロ抗体が著効を示す。このような自己免疫疾患において制御性T細胞が抑制されている。この論文では、制御性T細胞の分化を調節する転写因子であるFOXP3が、正常時は翻訳後修飾(リン酸化)を受け、活性が維持されていること、リウマチ患者では、TNFαによってPP1(脱リン酸化酵素)され、FOXP3のリン酸化が抑制されているという。さらに、TNFαのモノクロ抗体を投与されているリウマチ患者の制御性T細胞のFOXP3のリン酸化が回復し、制御性T細胞の活性維持が認められている。今までは、FOXP3のアセチル化という翻訳後修飾は報告されていた。

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