2013年6 月 4日 (火)
からだ作りの多様性を生むメカからだ作りの多様性を生むメカ
Cellの5月号から2報連報で掲載された論文をOmachi君が紹介。ヒト胚性幹細胞の分化時における遺伝子発現変化を転写レベル、エピジェネティックレベル、エピゲノミックレベルで網羅的に解析した研究成果。高等動物になればなるほどDNAのメチル化が起こっているという。多様性の出現にエピジェネティックな変化が重要であることが裏付けられた研究かな。このような研究の意義は、個々の細胞分化に関わるエピジェネティック変化を見て、それが重要であることをファンクショナルに裏付けることによって生まれるように思う。これらの論文はリソース論文という位置づけである。