2010年7 月 8日 (木)
MetaflammationとPKRMetaflammationとPKR
代謝性疾患と炎症は密接に関係している。その意味でmetaflammation (metabolism+inflammation) という言葉が創られてきている。今朝の論文は、Cellの2月号に、PKR (double-stranded RNA-dependent protein kinase) が代謝性疾患とERストレスと炎症をリンクさせる重要な分子であることを証明した内容であった.PKR欠損マウスに高脂肪食を与えてもインスリン感受性は維持されている。ウイルス感染時のdouble stranded RNAを認識するPKRが実は糖代謝に悪影響を与えていたという.一つの臨床的な例としては、肝炎ウイルス感染者の糖尿病の罹患率が非感染者に比較して10倍以上高いという報告もあるという。PKRはJNKを活性化すると共に、インスリン受容体の下流のIRS1も直接抑制しているという。PKRの活性を制御することは可能なのだろうか?昨日に続き、学部3年のIhoriチャンがうまくプレゼンした.質疑もよく対応できていた.この1年で、Superviseなしでここまでプレゼンができるようになったら素晴らしいと思う.
今朝、スペインに圧倒されたドイツが0−1で負けた。昨日、今まで、圧倒していた相手にも関わらず三男のチームも0−1で負けた。相手がどのようなサッカースタイルで勝負して来ようが、サッカーはサッカー。理想的なサッカーのスタイルがあっても、勝負で負けてはそれまでの話。全く敵わない相手でも運良く勝てることがあるのがサッカー。