2010年4 月27日 (火)
旧友旧友
先週末は、約20年ぶりに日本呼吸器学会に参加した。最近、本研究室で確立した新たな呼吸器疾患モデルの意義を確認するためでもあったが、参加した最大の動機は、土曜日の夜の、UCSF(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)のOB会への誘いがあったからである。懐かしい仲間に再会し、大変楽しいひと時を過ごせた。個々の挨拶で、共通していたことは,UCSF時代がそれぞれの人生の大きな転機となり、その後の自分たちの仕事なり家庭なりに大きな影響を与えたということ。その時に、一緒に過ごせた仲間達だからこそ、何年経っても、専門分野が違っても、家族のような話ができる。海外で研究生活を送るという意義は、研究のレベルを上げるという時代ではなくなっている。慣れていない海外における生活は、様々なプレッシャーがある環境だが、世の中の多くの人ができない貴重な経験と何にも代え難い一生の財産を与えてくれる。一度しかない人生をチャレンジングに生きることは重要かなとも思う。「運を運びたければ足を運べ」。この度のUCSF OB会に、ノーベル賞候補のyamanaka先生が急遽参加できなくなったのは、多忙で会う機会が無いだけに残念であった。