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2017年11 月28日 (火)

TET2変異腫瘍に対してビタミンCが有用か。

TET2変異腫瘍に対してビタミンCが有用か。

Cell 9月号から。Sanaちゃんのプレゼン。TET2 (ten-eleven-translocation2:DNA脱メチル化機構において働く酵素)の変異や欠失は造血系腫瘍患者において最も多い変異という。例えば、急性骨髄性白血病患者の約10%、骨髄異形成症候群患者の約30%、慢性骨髄単球性白血病患者 (CMML) の約50%に認められるという。この論文では、DNA脱メチル化を促進させるビタミンCの投与により、TET2欠損CMML病態を改善し、Olaparib (PARP阻害薬)との併用により、白血病の幹細胞の細胞生存率を効果的に低下させるという。ビタミンCはTET2に機能不全があってもTET3を活性化することで補えるという。

PARP: poly ADP ribose polymerase=DNA損傷による一本鎖切断を標的にするBER(塩基除去修復)に重要な酵素であり、PARP阻害薬はDNA損傷修復に異常をきたしたがん細胞(ex. BRCA変異)に特異的に作用する。

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