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2017年10 月 4日 (水)

HECT型ユビキチンリガーゼの新たな活性調節領域としてのリンカー部位

HECT型ユビキチンリガーゼの新たな活性調節領域としてのリンカー部位

Mol.Cell 5月号から。B3 Takahashiくんの初プレゼン。タンパク質のユビキチン化はタンパク質の品質管理上、重要な機能である。そのユビキチン化を担うE3リガーぜには、RING型とHECT型がある。今回は、HECT型で高度に保存されているリンカー部位(ドメインではなく)がHECT型E3リガーぜの機能発現に重要であることが明らかになった。このリンカー部位がリン酸化されると基質のユビキチン化を促し、リンカー部位が欠損すると自己分解を誘導するという。リンカー部位の変異はがんの発症や増悪に関与する可能性があるという。理解するのが難しい論文をよく読みこなしていました。

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