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2015年7 月13日 (月)

Mycによる腫瘍形成促進機序

Mycによる腫瘍形成促進機序

Mol. Cell 5月号から。Yurippe-のプレゼン。Mycは数千もの遺伝子を制御する転写因子である。iPS細胞の作製においても重要な役割を果たしている。Mycがターゲット遺伝子を制御するメカニズムを明らかにするために、Mycの相互作用分子であるWDR5に着目した。相互作用している両タンパク質の高次構造を明らかにし、さらに、WDR5はMyc-Maxへテロダイマーを特異的にターゲット遺伝子にリクルートするという役割があることを明らかにした。WDR5があって初めて、Mycによる腫瘍形成やiPS作製がうまくいくとのことである。Mycによる遺伝子制御機構がまだ明らかになっていなかったというところが不思議であった。

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