PAGE TOP

2015年1 月15日 (木)

祝 論文受理

祝 論文受理

ジョージア州立大学のDr.Liのラボで頑張っているOBのMiyacchiから連絡がありました。Nature Commun.に受理された論文が、昨日、公開されました。昨年、リバイス対応で私も関わったということでDr.Liが共著にしてくれています。

 

メール内容は以下の通りです。

「”なぜステロイドは強い抗炎症作用を示すのか?” 今回我々は、その新たな分子メカニズムの一端を解明しました。

  本論文では、ステロイドが炎症性シグナル分子 NF-kB と協調して IRAK-M の発現を誘導することを明らかにしました。IRAK-M は 炎症惹起に重要である TLR や IL-1R family シグナルを抑制する negative regulator として知られていることから、我々の発見はステロイドが炎症時に、より強力な抗炎症作用を発揮できるメカニズムではないかと考えています。

   今回の論文には明記していませんが、近年、ステロイドの有効性や副作用の個人差が問題視されています。今後は IRAK-M の発現を調節することで、ステロイドの有効性増強や副作用緩和が可能になればと考えています。

   以下のサイトでも本論文の内容が紹介されています。甲斐先生の名前も掲載されています!ありがとうございました!!!」

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-01/gsu-rdn011315.php

http://news.gsu.edu/2015/01/14/georgia-state-researchers-find-new-way-suppress-inflammation-without-steroids-harmful-side-effects/

http://www.dddmag.com/news/2015/01/scientists-discover-trick-steroids-can-suppress-inflammation

 

MiyacchiとSeikoちゃん夫婦は今年の春から帰国しますが、益々、活躍してくれると思います。おめでとう。

ご意見メール
clear_both