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2014年11 月25日 (火)

人工甘味料と腸内細菌

人工甘味料と腸内細菌

Natureの10月号のArticleから。Tureのセミナー。人工甘味料が耐糖能異常を誘起し、この異常は、抗生物質の投与で消え、また、人工甘味料が腸内細菌に直接影響していることをマウスで確認した。さらに、ヒトにおいても試験し、人工甘味料の通常摂取が多い人がHbA1cが高いだけでなく、人工甘味料を投与した臨床試験において、腸内細菌に影響するだけでなく、耐糖能にも影響することが明らかになった。ただ、この論文のその後については、色々な意見があり、例えば、サッカリンのみに有意差があったのに、タイトルには人工甘味料すべての印象を与えているし、ヒトの投与試験も齢数が少なく、信頼性も低いという。参考までにこのサイトを訪ねてみたらいい。これは、色々な意味でインパクトが大きく、Natureの責任の下に、これに反する論文も掲載すべきであろう。サッカリンは、日本ではほとんど使われていないという。人工甘味料に対するリスポンダーとノンリスポンダーがいるところは興味あるが。。

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