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2012年11 月21日 (水)

高齢者が感染症で亡くなりやすいメカ(ワクチン効果を高めるために)

高齢者が感染症で亡くなりやすいメカ(ワクチン効果を高めるために)

Nature Med. 10月号からIhorinの紹介。加齢に伴い、免疫機能が低下する。ワクチンに対する応答性も低い。今までは、加齢に伴い、胸腺の萎縮が原因であるとも言われていた。今回、加齢に伴い、Naive CD4+T細胞におけるmiR-181aというマイクロRNAが減少しており、そのターゲットであるDUSP6という脱リン酸化酵素の発現が上がり、ERK活性を抑制し、IL-2産生を低下させているという。ワクチン接種時にDUSP6阻害薬を併用するとワクチン効果を高める可能性があるという。miR-181aはガン細胞では抑制的に働いているし、ガンによっては、DUSP6は保護的であることから創薬ターゲットとしては問題点も多い。この研究が、今後、どう展開していくのだろうか。単に現象論で終わるのだろうか。加齢に伴い、自己免疫性疾患の起こりやすくなることとも関係しているのでは。DUSP6阻害薬はTH1, TH2のバランスを調節しうるという。新たな抗アレルギー薬になりうる?
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