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2011年10 月20日 (木)

PICT1とガン生存率

PICT1とガン生存率

Koyama君がNature Med.8月号から論文を紹介.内容は、細胞核の核小体の中に、PICT1が存在し、正常な細胞の場合、PICT1はリボゾームタンパク質RPL11と結合しているが、PICT1を消失させると、RPL11が核小体から出て、がん抑制タンパク質p53を分解するMDM2と結合し、その機能を阻害した結果、p53の量を増加させることがわかった。また、がん患者のPICT1と生存率の関連について調べた結果、食道がんでは、PICT1が少ない患者の5年後の生存率が1.7倍になり、大腸がんでも1.3倍になることが確認された。創薬ターゲットになりうるかどうか。

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