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2010年1 月16日 (土)

アテローム性動脈硬化と小胞体ストレス

アテローム性動脈硬化と小胞体ストレス

 昨日のセミナーは、Nature Med.12月号、M-Shingoのgoodプレゼンでした。今まで,マクロファージがアテローム性動脈硬化形成に関与していること,本病態のマクロファージは過剰な脂質蓄積で小胞体ストレスが誘導されていることがわかっていた。本論文では、過剰な脂質がどのような分子を介して小胞体ストレスを誘導するのかを明らかにした.その分子は、aP2 (Fatty acid binding protein4; FABP4) という、マクロファージや脂肪細胞に発現し、脂質の貯蔵やシグナル伝達に関わる脂質シャペロンという分子であった.この分子と代謝性疾患との関連は2008年にNature系列の雑誌に報告されていた.aP2を創薬ターゲット分子として考えるのもひとつの治療戦略だろう。


 今日は、土曜日。小春日和です。ヒトとヒトのつながりを大切にすることが如何に大切かを改めて実感することが多い今日この頃です.昔,何気なく、特に意図的な目的もなく、色々な会に顔を出していたことで、何十年もして、その恩恵を頂けるということがよくあるものです。ある飲み会に参加する時も、自分にとっては、あまり関係なく無駄なことと思い、参加を躊躇するのではなく,何かあったらラッキーかなというぐらいの軽い気持ちで足を運ぶべきですね.家にこもると出会いはありませんので。「運を運びたければ、足を運べ」ですね。では、私は,今日もとりとめも無く足を運びます.
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